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“高飛車ちっぱいヒロインを堕とす分からせ劇!絵も展開も気になる大人向けレビュー”

今回紹介するのは、モチヂ先生による読み切り作品『姫澤建設の令嬢と転校生』。絵柄の完成度と表情の描写力に定評のある作家で、今作もビジュアルのクオリティは抜群だった。主人公は大企業の令嬢・姫澤瑠偉。容姿端麗で自信家、だが一つだけ叶わないもの――それが学業成績の「1位」。



転校生・辰広にその座を奪われたことで物語は動き出す。
当初はプライド高く振る舞っていた瑠偉だが、思いもよらぬ形で立場が逆転。そこから見せる表情の揺らぎ、感情の変化が非常に丁寧に描かれていて、読者としては彼女の内面に引き込まれる。辰広のキャラ変(豹変?)も見どころで、終盤にかけてはちょっとしたサスペンスのようなスリルも感じさせてくれる。
内容的にはコンパクトにまとまった読み切り構成だが、「もっと先が見たい」と思わせる終わり方。続編の期待も高まる。



ふ〜ん、お嬢様のプライドがポッキリいくの、そんなに興奮しちゃって〜?
おじさん、こういうの好きだよね〜。ちょろすぎ〜♡



それは否定しないがな。だが見どころは、あくまで絵と構成力だ。特にカメラアングルや表情芝居がよく練られていて、短編ながら印象に残るシーンが多い。
加えて、単なる優劣の構図に終わらず、瑠偉の内面の脆さや未熟さを自然に滲ませている点が良い。キャラクターが「図式」じゃなく「人物」として立ってるんだ。



ふ〜ん、絵が可愛いからってちょろくなっちゃって…
はいはい、おじさん的には「続編も期待!」って締める感じでしょ〜?



…否定できん。だが実際、評価の高いレビューも多く、「絵がいい」「キャラが立ってる」「続きが気になる」という声が目立つ。そういう声には素直に乗っておこう。
商品名: 籠鳥姦猿(単話)
収録時間/ページ数: 35
レビュー平均点: 4.39
カテゴリ: コミック (電子書籍)
総評
ヒロインの「高飛車&ちっぱい」「心と身体のギャップ」が魅力の作品。絵の質は本当に素晴らしいから、ビジュアル重視なら大満足。ただ、展開の意外性や深みは控えめで、単話ゆえの“あらすじそのまま”感は否めない。サブキャラや盛り上がりにもうひと工夫欲しい派なら物足りなさもある。
でも、「この子の、続きが見たい…!」というワクワク感が残る読後感。続編があれば絶対に読む、という読者も多いようだ。貴方がもし“絵とちっぱいキャラ”を楽しみたいなら、手に取る価値は十分。



おじさん、拙者の評価ちゃんと納得した?続き希望なら、次こそ本気出しなよ〜?



もちろん、次作に期待だね。読者たちの声も続編を待ってるって感じだったし。