
いやぁ、紺菓先生の2ndコミック、これは完全に“甘さの暴力”だな。今回も王道の純愛路線を貫きつつ、エロス成分をしっかり効かせてくる。中でも『パートナー』は、オンラインで出会った二人がリアルで本物の愛を育む流れが胸にくるんだが、そこにしっとりとした肌感の描写が乗ってくるからもうズルい。



ふ〜ん、結局そういうとこでデレデレするんだ〜? おじさんチョロすぎでしょ♡



……いや、これはデレじゃなくて感動だ。さらに、年上店長との歳の差ラブや、コワモテ彼氏のギャップ萌えといったバリエーションが揃ってるのもポイント高い。どの話も単なる色っぽさじゃなく、“相手のことを大事にする空気”が通底してるから、読後感がやたらと心地いいんだよ。



あ〜はいはい、「心も満たされる」とか言って結局カラダの方もガッツリ満たされちゃってるくせに〜♡



……まぁ、そこは否定しない。しかもデジタル特装版では『パートナー 特別編』まで付いてくる。これは本編後のイチャラブをガッツリ描いてくれるので、ファンなら外せない。



ほらね、結局“特別編”って聞くと財布ゆるゆるになるんでしょ、おじさん♡
総評
本作は、恋愛感情の初期衝動から深い愛情までを、美しい線と丁寧な心理描写で繋いだ純愛ラブエロス集。全編に漂う「大事にされてる感」と、キャラクター同士の距離が縮まる瞬間の描き方が秀逸。エロはあくまで物語の一部として機能し、むしろ心の余韻が長く残るタイプの作品だ。
特装版の追加エピソードは、作品世界にもっと浸かりたい人へのご褒美として機能しており、購入動機として十分。



この一冊で、心も体も春めくってやつだな。



春っていうか、おじさんは一年中アツアツでしょ♡