
物語の魅力は何といっても「急に家族になった距離感の近さ」。
学校ではクラスの中心にいる明るくて押しの強いギャルが、家では無防備な一面を見せてくる。そのギャップが読者の想像力を容赦なく刺激してくる。
学校ではクラスの中心にいる明るくて押しの強いギャルが、家では無防備な一面を見せてくる。そのギャップが読者の想像力を容赦なく刺激してくる。



へぇ〜、ギャルがお姉ちゃんになっただけでテンション上がってるの?単純すぎじゃな〜い?



描かれる関係は、最初から甘々というよりも、ちょっと挑発的でからかうような距離感。そのやり取りがテンポよくて、ページをめくる手が止まらない。
しかも、本編以外にも友人関係や複雑な人間模様を絡めた短編が収録されていて、読み応えはかなりある。
しかも、本編以外にも友人関係や複雑な人間模様を絡めた短編が収録されていて、読み応えはかなりある。



あ〜、そういう“ちょっとイジワル”に弱いタイプね。顔に出てるよ〜



作画は柔らかく表情豊かで、キャラクターの感情がしっかり伝わってくる。セリフの間や仕草のニュアンスも巧みで、ラブコメ的な楽しさと大人向けの刺激が同居している。
実在しそうでしない「こんなお姉ちゃん」感をうまく演出している点は評価したい。
実在しそうでしない「こんなお姉ちゃん」感をうまく演出している点は評価したい。



あ〜はいはい、“もしも”を本気で妄想しちゃうやつ〜。おじさん絶対ハマるタイプだわ〜
総評
甘えさせたがりなギャルとのひとつ屋根の下生活を、コミカルさと刺激を両立させて描いた作品。絵柄とキャラクター性の魅力が強く、短編集としても満足度が高い。ギャル系ヒロイン好きならまず外さない一冊。



現実にはなかなかないけど、だからこそ楽しい妄想枠だな



ほら〜、やっぱりそういうの大好物じゃん〜。素直になりなよ〜