
ふじざらし先生による話題作、『マチアプでマッチしたのは、無愛想なアイツで…!?』を読了。拙者、すっかり“ユーリ沼”に沈んだ次第にござる。
一見クールな後輩が、推しキャラのコスプレで豹変する――そんなギャップに翻弄されるヒロイン・水樹の心理描写が実に細やか。推し活×マチアプ×社内関係…という設定だけで、既に好物三昧なのだが、それ以上に驚かされるのは、エロスとストーリーの緩急。まさに“寸止め地獄”からの“ムゲン絶頂”だ。



ふ〜ん、おじさん、寸止めでそんなに盛り上がっちゃうんだ〜?チョロすぎ〜www



水樹というキャラがまた良くてな。普段はシゴデキOLとしてバリバリなのに、推しの前では一気にポンコツ化。地雷系コーデで待ち合わせに臨むくだり、思わず拙者も「頑張れ…!」と応援してしまった。
コメディとエロのバランスも秀逸。強引ながらもどこか優しさの垣間見えるユーリ(上田)の態度に読者としても感情を揺さぶられる。
絵の美麗さも特筆すべき点。繊細なタッチで描かれる表情や肉体の描写は、まさに“全コマ抜ける”と評されるのも納得。



ふふ〜ん、絵に釣られてるだけかと思ったら、ちゃんとストーリーも追えてるんだね、おじさま。意外〜!



ああ、確かに一部レビューでは「エロ特化で恋愛要素が薄い」との声もあったが、拙者的にはそこが逆にリアルで好み。短編ゆえに濃縮されたギャップと欲望が詰め込まれており、綺麗事抜きの生々しさが際立っていた。
願わくば、続編で“素の二人”の関係がどう進展するのかを描いてほしい。もはやこの作品、ただのエロ漫画にあらず。ギャップ萌えの極致にして、感情の起伏に訴えかける異色のラブストーリーなのだ。



ふふっ、すっかり水樹さんに感情移入してるし〜。で、次にマチアプするのは誰とかな〜?
目次
商品名: ちぇんじんぐ(単話)
収録時間/ページ数: 43
レビュー平均点: 4.70
カテゴリ: コミック (電子書籍)
総評
マチアプ×推し活×社内恋愛という、今どきな要素を盛り込みつつも、展開はまさかのギャップ責め。ふじざらし氏の美麗イラストと絶妙なエロ演出が光る、“一撃必殺型”の短編作品。恋愛ドラマ性を期待する人にはやや物足りないかもしれないが、勢いとキャラの魅力でねじ伏せる破壊力がある。続編を熱望する声が多いのも納得だ。



この二人の物語、もっと見たいと思わせる引力がある。次はぜひ、素の顔での絡みに期待したいところ。



おじさま、また次も“ムゲン”しちゃうのかな〜?そろそろ課金しすぎて破産しないように気をつけてね〜w